常陸大宮市:乗蓮院 様 想像を超えた和モダンなデザインに感激

    
高いデザイン性と豊富な仕掛け。人々が気軽に集える優しい場所へ。

想像していたものを遥かに超える立派な建物をつくっていただいた、というのが率直な感想です。寺院にありがちな昔ながらの形ではなく、和モダンというんでしょうか。あたたかみを備えたデザイン性の高さに、とても感激しています。

随所にキメの細かいコンセプトが潜んでいるんです。最も驚いたのが、本堂の天窓から入る光を計算し、年に二度奉るご本尊のお顔に降り注ぐこと。プロの方々による仕事ぶりの凄さを感じさせていただきました。他にもたくさんの見どころがあります。多くの人たちに、この場所へ足をお運びいただき、ご覧になってもらえたら、と思いますね。

小林工務店さんの施工する様子もつぶさに拝見させていただきました。本当に一生懸命、取り組んでくださったんです。素人である私たちでは決して気づかないような細かな箇所にわたり、しっかりと丁寧な施工をしていただいて。頼りがいのある小林工務店さんとは、建て終えたこれからこそ末永くお付き合いしていきたい。心からそう思います。

小林工務店さん、建築士の相田さん、児玉さん。建築に携わった全てのみなさんのおかげで、こんなにも満足いく建物ができました。地元の人々から、気軽に足を運んでいただける雰囲気の場所になったことが、私たちとしては何よりも嬉しいこと。これからも地域に根ざしていく寺院として、より大切に守っていかなければ、との想いを強く感じています。

建築士より言葉を寄せて 

相田武文
相田武文設計研究所/一級建築士事務所

私は戦後、中国の大連から引き揚げる形で、父方の実家の大宮町(現・常陸大宮市)に3ヶ月ほど住んでいました。今から60数年前の小学生時代のことです。
当時は現在と比較して、もっと賑やかな場所でしたから、今は正直、さびれてしまったな、との印象があります。ですから、乗蓮院さんの建築を手がけるにあたり、お寺さんを地域社会の中に位置づけ、起爆剤として町の活性化に結びつけたかったんですね。
やはり寺院というのは地域における文化的に意味のある場所。子供たちを始め、その親御さん、年輩の方達に至るまでの地域の全ての人たちに、もっと利用し、気軽に集まってもらえるようにしたかったんです。寺院側の方と周辺地域の人々とが一緒になって何かしらの作業ができる発信基地として、地域の活性化に繋げたい。その想いを具現化したのが、乗蓮院さんの建物なのです。

児玉卓士
アーキベルク/一級建築士事務所
私自身は茨城県での仕事は初めて。乗蓮院さんが、恩師・相田先生の菩提寺ということもあり、お声をかけていただき、ご一緒に手がけさせていただいたんです。
乗蓮院さんは真言宗の寺院ですので、その開祖である空海(弘法大師)が大陸から持ち帰った両部曼荼羅の図案パターンを用いました。建物を手がける上で私がその使命と考えるのは、施主様何を求めているかをしっかりと解釈し、要望に最大限応えること。その点を大前提に、地域環境などの社会的な影響を考え、良い触媒となり得る機能を持った建物をつくりたい。
今回の乗蓮院さんの建築にも、その想いを込めて、取り組まさせていただきました。


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