伝統とモダンが調和した、あたたかみのある寺院

        
物件概要

乗蓮院様の寺院の建築を担当させていただきました。乗蓮院様は真言宗の寺院でいらっしゃるため、その開祖である空海(弘法大師)が大陸から持ち帰った両部曼荼羅の図案パターンを用いるなど、伝統的な寺院でありながらモダンで高デザインな仕上がりとなりました。仕掛けも豊富で、キメの細かいコンセプトが随所に散りばめられています。

『地域に根差し、たくさんの地元の方が気軽に足を運んでいただける雰囲気になってほしい』
お施主様の気持ちがたっぷりと込められたあたたかみのある寺院です。ぜひ足を運んでみてください。

【乗蓮院】TEL:0295-52-0644

物件データ
所在地 〒319-2254 茨城県常陸大宮市北町127-1
写真
  • 厳かでいて、親しみを感じる空間
    両部曼荼羅の図案パターンからデザインされた天井は光が優しくとおり、祭壇の荘厳さを損なわずにあたたかみを感じさせてくれます。緻密で洗練されたデザインが伝統と調和。モダンでありながら、昔からの息づかいも感じられる、自然な仕上がりとなりました。

    「想像を遥かに超える立派な建物を作っていただいた」という、大変嬉しいお言葉を頂戴しました。
  • 多くの方に見ていただきたい随所の工夫
    年に二度だけお披露目されるご本尊様のお顔に、天窓からの光が降り注ぐ計算になっており、本堂の見どころのひとつになっています。

    寺院というものは地域にとって文化的な意味合いが強い場所です。子どもたちを始め、その親御さんや年輩の方達に至るまで、地域の全ての人たちに利用していただきたい。気軽に集まっていただけるようにとの願いも込め、こうした見どころを随所に散りばめております。
  • 建築士 相田武文(相田武文設計研究所)
    私は戦後、中国の大連から引き揚げる形で、父方の実家の大宮町(現・常陸大宮市)に3ヶ月ほど住んでいました。今から60数年前の小学生時代のことです。

    当時は現在と比較して、もっと賑やかな場所でしたから、今は正直、さびれてしまったな、との印象があります。ですから、乗蓮院さんの建築を手がけるにあたり、お寺さんを地域社会の中に位置づけ、起爆剤として町の活性化に結びつけたかったんですね。

    寺院側の方と周辺地域の人々とが一緒になって何かしらの作業ができる発信基地として、地域の活性化に繋げたい。その想いを具現化したのが、乗蓮院さんの建物なのです。
  • 建築士 児玉卓士(アーキベルク)
    私自身は茨城県での仕事は初めて。乗蓮院さんが、恩師・相田先生の菩提寺ということもあり、お声をかけていただき、ご一緒に手がけさせていただいたんです。

    建物を手がける上で私がその使命と考えるのは、施主様が何を求めているかをしっかりと解釈し、要望に最大限応えること。その点を大前提に、地域環境などの社会的な影響を考え、良い触媒となり得る機能を持った建物をつくりたい。

    今回の乗蓮院さんの建築にも、その想いを込めて、取り組まさせていただきました。




     
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