シロアリ被害の床下補修と、古い京壁を壁紙にリフォーム

       

経年劣化ですっかり古くなった和室をリフォームしました。畳をあげた床がブカブカと浮いていたため床下を確認したところ、シロアリの被害を確認。築年数の古い家のため、シロアリ以外にも材木がかびてしまっていたりと、かなり傷みが出ていました。同じく経年によってボロボロになってしまった古い京壁を、お施主様のご意向でクロス(壁紙)に変更しました。

物件データ
お住まい 常陸大宮市 K邸
建物 戸建て
リフォーム写真
床下の状況を確認
畳をはずし、床下の状況を確認します。築年数が古く、昔の造りの家なので、床下はそのまま土になっていました。
シロアリの被害を確認
床がブカブカと浮いていたため、畳をはずすとすぐに木造住宅の天敵、シロアリの被害が確認できました。削り取られたように見える部分が、シロアリに食べられてしまった跡です。
真っ白にかびた材木を確認
材木がかびて、真っ白になってしまっているのがわかりますね。ぱっと見は石やコンクリートのようですが、支えの部分と同じ木材なんです。
湿気防止のビニール敷き詰め
基礎部分の土からの湿気を防ぐため、ビニールを敷き詰めます。床下の湿気は材木のかびや腐らせの原因になるだけではなく、湿度が低い場所では生きることの難しいシロアリを誘因する要因にもなってしまいます。ビニール敷き詰めはシンプルながら効果的な手法です。
コンクリート流し込み作業
きれいに敷きつめたビニールの上に、コンクリートを流し込みます。建物内部での作業のため、人力での作業となりました。きれいに表面をならせば、コンクリート作業は完了です。
床組み開始
コンクリートが固まったら、いよいよ床組みの開始です。新しい材木と金具を使い、床下を組み立てていきます。このとき、木屑やごみのないように丁寧に掃除するのが重要です。特に木屑はシロアリの好物なため、この後の工程で薬剤の塗りこみも行いますが、予防には念を入れて掃除します。
シロアリ防止作業
シロアリ防止の薬を塗りこみます。シロアリ防止の薬はほとんどが保証期間(=薬剤の効果が持続する期間)が5年間ですので、定期点検もこの5年ごとに行い、薬剤での再加工をおすすめしています。
床に断熱材の追加
これまでは畳の下は直に床板だったので、畳敷きでも底冷え感がありましたが、断熱材を敷き詰めたことで冬の寒さがぐっと変わります!

断熱材を敷き終わったら、床板を敷き詰め、床が完成しました。この上に畳を敷き詰めれば完了です!
ボロボロだった京壁をクロス(壁紙)へ
すっかり古くなり、ボロボロと落ちてくるせいで、お掃除も大変・・・と悩みの種だった古い京壁。

京壁は塗り壁のため、左官さんへ頼んで新しい京壁への塗り直しも可能だったのですが、今回はお施主様のご希望でクロス(壁紙)貼りに変更すべく、エアコンを外し、上からボードやベニヤを貼りつけ下地を整えました。ここへ新しいクロスを貼れば、いよいよ完成です!
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